中国工業の発展と中小企業 : 従業者規模別データを使用した実証分析
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概要
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本研究の目的は,中国工業の従業者規模別データを使用して資本生産性を推計して,中小・零細規模企業(=中小企業)が大企業と同時並存的に発展する可能性があるか否かを実証的に確認することである。その結果,1987〜1991年の中国工業においては,従業者規模が大きくなるにつれて資本生産性の値が低下するような傾向が示された。また,従業者規模別データと同時に,工業部門の国有企業と郷鎮企業のデータを使用して資本収益率を計測し,従業者規模の小さい郷鎮企業が大規模である国有企業と同時並存的に発展可能であるか否かを確認する。その結果,2002年と2003年においては郷鎮企業の資本収益率は国有企業を上回っていることが確認された。
- 拓殖大学の論文
- 2006-12-25
著者
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