情報通信と情報技術の史的展開 : 2000年以前の状況
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概要
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インターネットをはじめとする情報ネットワークの普及は情報通信時代の到来を意味し,様々なところで組織と情報の管理体制の再構築の必要性と組織体の経営に多くの課題を投げかけた。インターネットを中核とした情報化社会の進展は,情報通信技術を基盤とした通信インフラとそのハードウェア技術,そして情報コンテンツのソフトウェア技術の融合と協調による総合的・複合的な技術に支えられている。だが,新しい技術が常に社会に受け入れられ利用されているわけではなく,それらの技術がビジネスとして発展するには,ビジネスの有用性としてのモデルが重要な役割を果たす。これらのことは,携帯電話事業の普及事例で明らかである。ビジネスモデルは開発側の思考だけではなく利用者の意識変化や利用意欲向上によって大きく左右される側面を持つと考える。本研究では,研究課題の「インターネット時代における情報メディア産業のビジネスモデルの普及と評価に関する研究」に対し,インターネットを中核とする情報通信環境の進展の中で,情報メディア産業においては今後どのようなビジネスモデルが有効であるかについて,過去の事例を調査・研究しその要因を探り出すことを目的とする。この課題に対し避けて通れないのが20世紀末であり,「通信の高度化,情報伝達の迅速化,情報伝達経路の多元化,情報伝達のフレックス化,情報機器の高機能化, 情報源の増加・多様化,そして情報伝達量の増加」などの探求がこれからのビジネスモデル創出のヒントが隠されている。
- 拓殖大学の論文
- 2006-12-25
著者
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