貝紫 : コスタリカとエルサルバドルへのフィールド調査
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概要
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貝紫とは海産の巻貝の鰓下腺から得られる色素で,古代から顔料・染料として珍重されてきた。本報告では,始めに,研究の背景として筆者のこれまでの15年間の研究成果の概要を述べ,次いで,2004年のコスタリカとエルサルバドルにおける伝統的な貝紫染めの技法や考古・歴史学的な資料に関する調査,および現地の染め師が染めた糸から検出された色素(ジブロモインジゴ,モノブロモインジゴ)について記述している。
- 2007-03-31