Web上の著作コンテンツを監視する方式の比較検討 : 賞金稼ぎの仕組みを利用したディジタル著作物の監視方式の有効性
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概要
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アルゴリズム公開型の電子透かしを利用して,一般ユーザが誰でも違法コンテンツを含むホームページを摘発することができる社会的機構を構築することを提案する.全てのユーザが不正者を摘発する賞金稼ぎとなり得る本方式によれば,不正者は誰に自分の犯罪を発見されるか分からず,不正者にとって大きな脅威になると思われる。また,世界中に無限のコンテンツが散在するインターネットにおいては,ホームページ上のディジタル著作物を一元管理することは事実上,不可能である.提案方式は全ての一般ユーザによる究極の分散チェック機構と位置付けることができ,インターネットにおけるディジタル著作物の管理方式に適していると言える.本稿では,本方式と関連方式を比較し,本方式の有効性を検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-11
著者
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曽我 正和
岩手県立大学 地域連携研究センター
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松下 哲也
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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西垣 正勝
静岡大学情報学部
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田窪 昭夫
東京電機大学情報環境学部情報環境工学科
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中村 逸一
北京NTTデータ系統集成有限公司
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曽我 正和
Department Of Computer Science Faculty Ofcomputer Works Mitsubishi Electric Corpora-information &
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田窪 昭夫
東京電機大学大学院情報環境学研究科
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中村 逸一
(株)NTTデータセキュリティビジネスユニット
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松下 哲也
静岡大学大学院情報学研究科
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中村 逸一
(株)nttデータ
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