前川製作所の組織と人材育成 : 独法から一社体制への新たな展開を踏まえて(プロフェッショナリズムと経営教育)
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概要
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マエカワは、6月から「独法」(分社)制⇒「カンパニー制の一社化」になる。「カンパニー制一社化」でねらおうとしているものは何か。「独法」には二つのねらいがあった。一つは、マルチ型集団の独自市場の形成。二つは個と全体の調和する組織。それを下部で支えていたのが「共同体」志向であった。組織は手段であり、組織は進化し成熟する。「独法」は、産業用冷却市場へのすみわけを通して、食品・化学・環境・ロボット等の次期市場が見えてきた。「共同体」の進化を三段階にとらえる。第一次共同体=「同位共同体」、第二次=「同位複合共同体」第三次=「場所的な共同体」。今は「第二次共同体」の形成期にある。食品(F)・ユーティリティー(U)・トータルシステム(Ts)という先発カンパニーを軸に、世界の業種別市場において、顧客との「共同体」化に取り組み、特徴のある生産システムの形成を通して生き続けていたい。
- 2007-06-29