モードI型疲労き裂進展機構に関する一考察
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概要
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これまで伊原らによって構築された疲労き裂に関する損傷累積理論を基礎として、疲労き裂の発生および開口のメカニズムに関する統一的な説明を試みる。ここでは、転位密度と転位の弾性エネルギーの積をエネルギー開放率に結びつけた損傷累積モデルを用いて、へき開き裂の発生・開口に由来するモードI型の疲労き裂進展メカニズムについて考察する。つぎに、エネルギー開放率がへき開き裂発生のエネルギーと等しいという条件の下で、有効応力拡大係数変動幅の閾値ΔK_<eff th>を算出する。また、塑性域内のすべり線上の転位の個数から塑性域の大きさを算出する。その結果、このモデルから算出したき裂進展速度da/dnと有効応力拡大係数変動幅ΔK_<eff>の関係は実験データと一致した。
- 2005-07-31
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