A Study of Learner Attitudes and Perspectives in Japanese Communicative Language Teaching EFL Contexts
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概要
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アジア諸国(台湾,タイ,韓国,日本),そして最近では中国の英語教育の現況として,コミュニカティブ・アプローチ(コミュニケーション能力上達に重点をおく教授法)の採用に,より一層,取り組む傾向が挙げられる。そしてその傾向は,各国それぞれの省庁により推進されている英語教育カリキュラムの変更により確認出来る。これらの教育改革の影響は,最終的に学習環境それ自体を分析することにより,その正当性を判断しなければならない。何故なら,EFL(外国語としての英語)教育に於いて,CLT(コミュニケーションに関する言語教授法)の導入に際し,様々な障壁を示す数多くの研究結果が存在するからである。CLTの導入に関して,教師の認識を評価する研究は幾つもあるが,実際の授業内容に対する生徒の考え方や認識まで考慮したものは,残念ながら限られている。従って,この研究では,EFLを学習する日本人学生の授業内容に対する考え方や認識を,主として'meaning-based'(CLT,コミュニケーションに関する言語教授法)と'form-focused'(文法訳読式教授法)に分類して調査して行くこととする。この論文は,生徒が必要,又は要求しているものと,今まで体験して来た授業内容との問の不整合を浮き彫りにしている。しかし,生徒がCLTに対し,切望しているとは言えないまでも,純粋に興味を示していることも明らかになる。よって,CLTは,その内容が正確に解釈され適切に統合されれば,現在のアジア文化圏にとって他の文化圏同様に,近年導入されている英語教育カリキュラムの変更を単に後押しするだけのものに止まらず,最適で有効なものだと言えるであろう。これらを視野に入れ,改革の局面にあるアジア諸国のEFL教育は,(学習環境において成功をもたらすよう)授業での教授法と生徒の考え方との間の建設的な橋渡しに向けで慎重に邁進していく必要がある。
- 2006-09-30
著者
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