状態遷移モデルに基づく情報システムの障害とその復旧操作の分析法
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概要
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情報システムにおいて可用性を向上させるためには、発生する障害を減らすとともに、障害が発生した際に速やかに対応することが必要である。障害対応を速やかに行うためには、発生しうる障害とそれに対する復旧操作を把握しておくことが重要である。本稿では、状態遷移モデルに基づいて、障害と復旧操作を関連付けて分析する方法を提案する。提案する方法では、状態遷移モデルにおける遷移を自動系と手動系の2つに分類して分析を行う。まず、自動系遷移からなる状態遷移モデルを用いて、障害が発生した際に陥る異常状態を特定する。次に特定された異常状態に対する復旧操作を、手動系遷移を用いて分析する。遷移を2つに分けて考えることにより、異常状態と復旧操作の関連を明確にすることができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-07-26
著者
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