情報リテラシー教育のケーススタディ : 相模女子大学での前期講義を振り返って(教育関連システム)
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概要
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本報告では,相模女子大学の2007年度春学期の全学共通科目「情報処理基礎」の事例と得られた知見について述べる.この科目では学生に情報リテラシーを体得してもらうことを主眼においているが,実際にはコンピュータやソフトウェアの扱い方に終始せざるを得ず,その結果,コンピュータの仕組みについての本質的な理解に欠ける例や,情報検索の対象がインターネット上のWebページのみに終わってしまい,調べた内容から得られた知識が偏る例があった.学生が情報リテラシーの理解を深めるためには,学生の意欲や努力もさることながら,講師の側でその習熟度をきめ細かく確認し,限られた時間と人的資源の中で一斉に指導する時間と個別に指導する時間のバランスをとる必要がある.また,そうしたことを行うために,講義の効率を上げる為のなんらかのシステム作りをする必要があることがわかった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-08-23
著者
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OKAMOTO Tadokoro
Eri Yagi Institute for History of Science
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岡本 里夏
相模女子大学
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田所 里夏
Eri Yagi Institute For History Of Science
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