マルウェアの動作条件の抽出
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概要
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マルウェアのホストやネットワーク上での振る舞いを知る方法として,他のシステムに影響を与えない隔離された環境でマルウェアを実行し,その挙動を観察する動的解析がある.レジストリやファイルへのアクセスを記録したり,ネットワークトラフィックをキャプチャしたりするツールが数多く存在するので,比較的容易に環境を構築することが実現でき,短時間である程度の結果を得ることができる.しかし,日時により処理を分岐したり,特定のファイルが存在する場合のみ動作したりといった特定の条件下で動作するマルウェアを解析する場合には,その条件の洗い出しとマルウェア実行環境の調整が必要となり,短時間で解析することは困難である.本稿では,動的解析手法を用いたマルウェア挙動解析の解析時間の短縮と解析結果の精度を高めるためにマルウェアの動作条件を自動的に抽出する方法を検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-07-13
著者
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星澤 裕二
株式会社セキュアブレイン
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岡田 晃市郎
株式会社セキュアブレイン
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山村 元昭
株式会社セキュアブレイン
-
椎木 孝斉
有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター
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星澤 裕二
株式会社セキュアブレイン先端技術研究所|横浜国立大学
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