遠隔教育システムにおけるアウェアネス情報分析及び理解度評価

概要

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近年, 高速・大容量の通信ネットワークが各家庭単位まで普及していくことに伴い, インターネット技術を利用した遠隔講義が大きな発展段階を迎えている.これは各家庭からでも容易に遠隔講義に参加できる状況を反映していることが大きな要因である.しかし, 遠隔講義を題材とした研究の多くは, ある一定の実験環境において実験を試みている場合が多く, 被験者に対する拘束条件が発生しやすい.また, Webをベースとした遠隔講義(WBT:Web Based Training)の研究においては, 学習者の振舞を把握するためにWebコンテンツのaccess log解析やWeb Browser内での行動を分析するものが一般的である.本稿では, 被験者に日常と変わらない自由な環境の中で遠隔講義を受けてもらい, その行動履歴分析の範囲として, Webも含めた全アプリケーションの履歴を分析可能とするシステムを新たに構築し, 学習者のアウェアネス情報と理解度の関連を評価したので, その報告を行う.
一般社団法人情報処理学会の論文
2001-11-20