デジタル環境の進展による図書館と利用者との関係の変容 : レファレンスサービスの仲介的機能の展開を中心に(<特集>デジタルコンテンツの進展と図書館)
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概要
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電子化コンテンツの進行とWeb2.0のインターネット環境は,図書館と利用者との関係に大きな影響を及ぼしつつある。特に利用者と直接な関係を構築するレファレンスサービスはその仲介的機能の変容が迫られている。インターネット上で多様な情報の入手が可能となった今日,利用者が図書館に求める機能は,情報提供から利用者の問題解決のための学習支援へと変化しようとしている。本稿では,レファレンスサービスの仲介的機能のレベルに関するC.C.Kuhlthauの理論を取り上げ,デジタル環境の進展がもたらすレファレンスサービスの仲介的機能の意義を検討し,今後求められる図書館と利用者との新たな関係について考察する。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2007-09-01