統計学的手法を用いるポリ塩化ビフェニルの汚染由来の推定
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概要
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ポリ塩化ビフェニル(PCB)の全コンジェナー分析によって得られる詳細なパターン情報に基づき,主成分分析とクラスター分析及び3種のケミカルマスバランス法(CMB8,Mr-CMB,Fr-CMB)を用いて環境中のPCB汚染由来の推定を試みた.主成分分析及びクラスター分析では4種のカネクロール(KC300,KC400,KC500,KC600)及び燃焼由来試料の同定とコンジェナーパターンの特徴付けを行った.次にこの結果を踏まえCMB8,Mr-CMB及びFr-CMBにより種々の環境試料におけるPCBの各汚染由来の寄与率を算出し,それぞれのCMBの解析結果の比較及び評価を行った.その結果,おおむねそれぞれの寄与率推定結果は一致し,また,対象試料の特徴を適切に示していた.
- 2007-08-05
著者
-
橋本 俊次
国立環境研究所
-
棗 庄輔
北海道環境科学研究センター
-
岩田 理樹
北海道環境科学研究センター
-
姉崎 克典
北海道環境科学研究センター
-
山口 勝透
北海道環境科学研究センター
-
岩田 理樹
北海道環境科学研セ
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