カマキリCottus kazika養成親魚の卵質評価指標と異常採卵の特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
カマキリの養成親魚から搾出した卵を,卵および油球の性状,卵径の分布から4つに分類し,それぞれの分類の発眼率から卵質評価を行った。油球数は過熱の指標として有用であり,また,搾出した卵に含まれる過熱卵の割合が高くなると,発眼率およびふ化率は低下したことから,過熱卵率によりその後の発眼率およびふ化率を推定てきることが示唆された。受精卵が得られない異常な採卵では,未排卵の卵母細胞および濾胞内過熟卵を含む卵巣組織が搾出されていた。二つ異常な採卵事例は,人工および天然養成親魚のいずれにおいても認められた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2007-07-15
著者
関連論文
- 飼育下におけるカジカ(小卵型)の生殖腺組織および血中性ホルモン濃度の周年変化
- カマキリ人工養成魚における残留卵の出現と成熟への影響
- カマキリCottus kazika養成親魚の卵質評価指標と異常採卵の特徴
- カマキリ Cottus kazika 仔稚魚期の淡水耐性
- カマキリの種苗生産におけるシオミズツボワムシの高度不飽和脂肪酸強化の効果について
- 異なる環境浸透圧で飼育したカマキリCottus kazikaの成長と生残率
- 2. カマキリ Cottus kazika 増養殖技術開発の現状と問題点(I. 特産種の増養殖の現状)(日本水産学会水産増殖懇話会)
- キジハタのふ化およびふ化仔魚に与える通気の影響
- キジハタのふ化およびふ化仔魚に与える通気の影響
- 環境浸透圧を異にしたカマキリCottus kazikaの骨格筋中遊離アミノ酸の変化