Interdependence and Liberal Governance : A Tentative Analysis of the European Union's "Democratic Deficit"

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概要

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• 世界的に進行しているグローバリゼーションと国際相互依存は多くの利益をもたらす。しかしそれは同時に、これまで国家主権によって守られてきた民主的統治と人権を弱体化させる危険もはらんでいる。この問題を示す代表的な例は、欧州連合(EU)における「民主主義の赤字(不足)」である。論文では、最も高度に制度化された国際機構であるEUで、なぜ、どのように民主主義の赤字が発生したのかを説明する。論文は次に、簡単な「社会契約モデル」を使い、民主主義の赤字がヨーロッパの特殊な問題ではなく、相互依存がもたらす一般的な問題であることが議論される。EUでは「自由、民主主義、人権の尊重、基本的自由、法の支配」の原則を遵守することをEU加盟条件とすることで、この「赤字」問題を緩和している。結論に続いて、非民主的な国との相互依存を深化させることに対する懸念が示される。

• 尚美学園大学の論文
• 2004-03-31

著者

• 岡本 至

  尚美学園大学非常勤

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