形式手法による仕様記述を支援するリスク分析手法の検討
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概要
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形式手法は、安全関連系を構成するような高い信頼性が要求されるソフトウェアの開発において、ソフトウェアの仕様記述と検証に用いられる。本研究では、形式手法によるIEC61508の安全関連ソフトウェアの仕様記述に必要な安全機能要求仕様の摘出を支援するために、主に化学プラントに対して用いられるリスク分析手法HAZOP(Hazard and Operability Study)の適用可能性を検討した。システムの状態変化に着目したHAZOPの拡張案を提示し、仕様記述のもとになるシステムの状態変化を可視化するために、事故シナリオをUML(Unified Modeling Language)の状態マシン図を用いて表現することを試み、サンプルシステムに対してそれらの例を作成した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-05-11
著者
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