企業と大学での符号・暗号関連の研究生活を振り返って思うこと(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)

概要

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2006年度フェローの称号を授与されたことを受け、これまでの約40年間の研究生活(企業の研究所 : 35年、大学 : 5年)を振り返り、研究について今後の若い研究者の参考になりそうなことを述べる。(1) 研究テーマの発掘、位置づけ、研究テーマのフェーズ、情報・技術・人の流れ、問題設定・表現とモデル化、研究への情熱、研究人材の発掘・育成、影響力 (2) 具体的時代背景 : digital通信の時代へ、digital networkの時代へ、(Contentsの時代へ、Solutionの時代へ)、新たな研究の萌芽期、技術現場と中央研究所、企業と大学、大学と社会、技術と理念個別テーマ例 : 符号理論、誤り訂正・検出符号、データスクランブラ、ストリーム暗号と乱数の研究、暗号理論と暗号評価、情報セキュリティ、符号同期に関する研究と開発、整数剰余環上の符号とデジタルマイクロ波通信への応用、RS符号とCD Player用符号や郵便番号の符号フォーマットの開発、拡大環上の符号理論研究、等々特に、これら個別の研究で遭遇した事を振り返りながら、研究および研究生活そのものについて考える。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-03-08