OFDM方式のクロネッカ積による表現およびSD方式とのマルチパス環境下での性能比較(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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OFDM方式をクロネッカ積を用いて表現すると、末広の提案しているSD方式(Suehiro's DFT方式)の特殊な場合であることが分かる。SD方式とOFDM方式を、重いマルチパス環境下で比較シミュレーションを行った。同じ周波数帯域幅、同じ送信電力、同じマルチパス環境、ほぼ同じ誤り率で、SD方式はOFDM方式の約2.5倍の情報伝送速度が得られることがわかった。すなわち、SD方式の無線周波数利用効率はOFDM方式の約2.5倍であると言える。OFDM方式はSD方式の特殊な場合ということができるが、ヌル特性周波数ができやすいという問題点があり、性能が劣化する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-03-08
著者
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末広 直樹
筑波大学大学院システム情報工学研究科
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橋本 猛
電気通信大学電気通信学研究科
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橋本 猛
電気通信大学
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韓 承鎬
電気通信大学電子工学科
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金 栄臻
筑波大学大学院 システム情報工学研究科
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橋本 猛
電気通信大学電子工学科
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