図画工作科を通した自尊感情の形成 : 表現と鑑賞を関連させた実践から
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概要
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本稿は,表現活動との関連を図りながら「自分のよさ」に気づくことができる鑑賞学習を展開し,児童の内面に自尊感情を形成するプロセスを検討することをねらいとしたものである。まず,自尊感情と学校教育をめぐる問題点について考察した後,図画工作科という教科学習において,自尊感情を形成する過程を授業実践記録による児童の行動観察を通して分析する。そして,分析により明らかとなった鑑賞学習における児童の内面の変化を一つの傾向として提示し,児童が「被鑑賞者」となることの教育的効果を確認した。
- 美術科教育学会の論文
- 2007-03-31
著者
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