トランジット法による系外惑星探索
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概要
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系外惑星という新たなフロンティアが発見されて10年以上が経った.太陽のような主系列星を公転する系外惑星の数は200個を越え,今後は系外惑星の姿をより詳細に探る段階にきている.系外惑星系の様子を知ることは,我々の太陽系がどのように形成されたか理解を深めることにも繋がるであろう.系外惑星の発見方法のひとっにトランジット法がある.トランジット法とは系外惑星がその主星の恒星面を通過した時に起こる,主星のわずかな減光を検出することで系外惑星を発見する方法である.トランジット法により系外惑星が検出されると,系外惑星の半径と正確な質量を求めることができるようになる.本稿では,トランジット法による系外惑星の検出手法と現在のトランジット観測グループの状況を紹介する.さらに我々が行っている,すばる望遠鏡と木曽観測所シュミット望遠鏡を用いたトランジットサーベイの結果を報告する.
- 2007-03-25
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