帯域幅変動を伴うモバイルパケットアクセスにおけるトランスポートプロトコルの伝送特性改善に関する検討(MBLセッション1)
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概要
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3Gモバイルネットワーク(IMT-2000)は,HSDPAの導入により無線帯威福が下り最大3.6Mbpsに拡大された.今後7.2Mbps,14Mbpsとさらに拡大が可能となる.無線帯域幅の拡大に伴い,トランスポートプロトコルでのボトルネックを防止するため,ウィンドウサイズの拡大が必要となる.TCPでは単一コネクション利用時,ウィンドウサイズを帯域幅遅延積以上に設定することで利用回線のEnd-to-Endでの最大スループットを確保することができる.しかしウィンドウサイズ拡大の副作用として,低速回線利用時において,帯域幅遅延積とウィンドウサイズの不一致により中継ノードのパケット滞留に起因する問題が顕在化する.本稿では,TCPの輻輳制御機能に着目し,既存TCPの広帯域モバイルパケットベアラでの挙動を明らかにするとともに,帯域幅遅延積とウィンドウサイズの不一致を抑止する輻輳制御方式の改善手法の検討を行った.
- 2007-02-22
著者
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高橋 修
公立はこだて未来大学
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関口 克己
株式会社NTTドコモネットワーク開発部
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山本 幸枝
奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
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関口 克己
株式会社nttドコモネットワーク開発部:公立はこだて未来大学システム情報科学部
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関口 克己
株式会社nttドコモipコアネットワーク開発部
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山本 幸枝
(株)nttドコモ ネットワーク開発部
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山本 幸枝
金沢大学大学院自然科学研究科電子情報システム専攻
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山本 幸枝
株式会社NTTドコモネットワーク開発部
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高橋 修
公立はこだて未来大 システム情報科学
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山本 幸枝
株式会社NTTドコモ
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