被服構成学における Personal Computer 活用の研究(第7報) : オーバー・ブラウス自動作図プログラムを中心に
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概要
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現在、被服構成学における教育において、教育界、アパレル産業界などに卒業生を送り込むためには、コンピュータとのかかわりは不可欠なものとなっている。 特に衣服設計の面では、図形をベースとする図形処理の基本的な知識は勿論のこと、アパレル工学の学習も要求される時代となっている。さらに近年はファッション界における多様化、個性化、高級化などの需要に対する対応、消費者ニーズへの対応による価値観の変化などにより、アパレルCADの活用はさらに重要となっている。そこで、今回はすでに発表した胴部原型、袖部原型及び基本型ブラウスにもとづき、体型の欠点をカバーし、補正が少なく、多くの人に適合し、美しく着やすい服、という諸点を前提として、短時間で簡単に作図できるオーバー・ブラウスの自動作図プログラムに関して発表する。今回のプログラミングの作成は、前回と同様に、Windowsで起動するパターン・メーキング ソフト(super α plus )のマクロ機能を利用し、これらのプログラミングについて検討を加えた。被服構成学の実習においても、人体計測から作図完成まで、コンピュータを導入することにより、その作業時間は驚くほど短縮された。そして種々の条件によって起こり得るデータを用いて種々の作図を試みるとともに、着用試験をおこなったが、いずれも、その適合性に問題はなかった。このように Personal Computer を被服構成学の授業に教具として利用することは、情報処理・情報保存・作業時間の合理化など、種々の点で大変有意義であることが認められるので、今後もさらに研究を図りたいと考えている。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2007-03-20
著者
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