マルコフ連鎖の次元削減法とタスク割り当てルールの性能解析への応用(トラヒック解析・制御(1),インターネットトラヒック,TCP/IP,性能解析・評価,ネットワークモデル及び一般)
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概要
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スケーラビリティーやコスト面での優位性から、複数のサーバーによってシステムを構築することが多くなってきている。複数のサーバーからなるシステムにおいて最大限の性能を達成するためには、様々なスケジューリング・ルールやタスク割り当てルールにおいてシステムの性能を解析できることが望ましい。計算機システムの性能を解析する手法のひとつにマルコフ連鎖によってシステムの挙動をモデル化する方法があるが、特に状態空間が複数の次元に広がる場合には、マルコフ連鎖の解析は計算時間の観点から困難になる。本講演では、複数のサーバーからなるシステムの挙動をモデル化できるようなマルコフ連鎖の次元を削減する方法を紹介する。更に、マルコフ連鎖の次元削減法をサイクル・スティーリングを伴うタスク割り当てルールの性能解析に応用する。サイクル・スティーリングはより効率的にタスクをサーバーに割り当てることを可能にするが、マルコフ連鎖の次元削減法によってサイクル・スティーリングによる性能の向上を定量的に評価できるようになる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-01-25
著者
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