ルール概念に関する予備的検討 : 道徳に関する心理学的アプローチ
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概要
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本研究では、ルール概念に関して予備的検討を試みた。 ルール概念について検討するために、まず道徳研究について概観した。特に法律や哲学の領域でどのように道徳が扱われているのかについて検討した。 その結果、道徳の定義が曖昧な段階で、研究が進行していること、そのため研究に統一性がないことが明確となった。 そこで本研究では、心理学的視点に焦点を当て、どのように検討されてきたのか概説した。特にPiaget と Kohlberg の理論を取りあげ、認知発達的観点から行われた研究に焦点を当てた。その結果、段階の設定の仕方に関する問題点が指摘された。 The purpose of this study is to investigate preliminary study about a rule concept. At first, a morality is examine to clarify a rule concept. In particular, I examined how morality was handled in a domain of a law and philosophy. As a result, it became clear that a study went at the stage that a definition of morality was vague, that therefore a study did not have unity. Therefore, in this study, I assigned a focus to a psychological viewpoint and gave an outline how it had been examined. Piaget and Kohlberg theory were examined from a point of view of a cognitive development theory. As a result, problems about a way of setting of a stage were pointed out.
- 山形大学の論文
- 2007-02-15
著者
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