小学校校長における特別支援教育の理解と学校経営に関する調査研究
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概要
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小学校校長の特別支援教育に対する取り組みの実態を明らかにするために,A市内における質問紙調査を実施した(回収数62校)。その結果,多くの校長が特別支援教育の理念を支持する一方で,学校の準備状況や自らの知識に不安を抱いていた。また,特別支援教育を推進するために重視する学校経営の方針として,保護者との連携や校内体制の整備が高い割合を示した。そして,ほとんどの学校が校内研修を実施しており,その内容は障害理解と児童の実態把握が中心となっていた。ただし,盲・聾・養護学校との連携や,保護者への働きかけは今後の課題となっており,専門性の高い教員を配置し,個別の教育支援計画の作成などの具体的な取り組みを進めることが必要であると考えられていた。
- 京都教育大学の論文
- 2006-03-31
著者
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