小学校体育授業におけるコース別学習の有効性の検討 : 「投げる」ことに焦点をあてたコース設定と学習成果の関係から
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概要
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本研究は「投げる」ことに焦点をあて,投げる力の向上をねらい「ハンドボールコース」「やり投げコース」「投げ方チェックコース」の3つのコースを設定し,児童が自ら選んだコースについて学習を進めるというコース別学習を行った。そして,コース別学習の有効性について学習成果(態度スコアと投距離の結果)から検討を行った。その結果,学習前は各コースによる態度スコアにコース間で差が見られたが,態度変化による診断結果では「やり投げコース」「投げ方チェックコース」が「成功」を示し,「ハンドボールコース」も「かなり成功」の結果が認められた。また,各コースの児童の単元前と単元後の投距離を測定した結果,平均値が伸びていたことが明らかになった。これらの結果からコース別学習の有効性が認められた。
- 2006-03-31
著者
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