1.小学校理科教材としての土壌動物オカダンゴムシによる落葉の摂食に関する諸実験
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概要
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オカダンゴムシは数種の樹木の落ち葉の中で,軟らかい葉をより選好して摂食した。しかし,クスノキの落ち葉は全く摂食しなかった。同種の落ち葉において,葉の緑色,黄色,茶色と各色の違いにより摂食量が変化した。また,同様な色の葉であっても,樹木の種の相違により摂食量が異なった。落ち葉を1枚入れた容器に10〜20匹のオカグンゴムシを放し,落ち葉の消失過程を観察した結果,葉が破砕される過程は約7日間あれば確実に観察可能であることがわかった。オカダンゴムシの摂食による落葉消失過程の観察は,小学校の児童が生物とその環境の関わりを理解する教材として適すると考えられた。
- 京都教育大学の論文
- 2005-03-31
著者
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