精神障害者の職業リハビリテーション1 : 制度・事業に関する歴史的経過と現状の課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
精神障害者の雇用の促進と安定を図るための雇用支援制度は他の障害に比べ立ち遅れていると指摘されている。このため,厚生労働省は研究会を設け適切な制度・事業のあり方について検討を行っている。本稿では,精神障害者の職業リハビリテーションの推進に資するため,障害者雇用支援制度を取り上げ,そのあり方について検討を行った。その内容は,主に次の3点である。(1)歴史的にみて,雇用支援制度の中で精神障害者はどのように扱われ,また,どのような問題が指摘されてきたかを概観すること。さらに,研究会の議論を踏まえ,(2)障害者雇用促進制度の根幹をなす「法定雇用率制度」への適用の問題,それに関連した"在職中に精神障害を有するようになった者"への対応に関する問題,(3)精神障害者の特性に応じた雇用支援制度・事業を実現する際に重要となる視点とその意義,について考察することである。
- 2003-03-31
著者
関連論文
- 精神障害者の職業リハビリテーション2 : 就労支援の方法に関する検討
- 精神障害者の職業リハビリテーション(2)就労支援の方法に関する検討
- 精神障害者の職業リハビリテーション1 : 制度・事業に関する歴史的経過と現状の課題
- 精神障害者の職業リハビリテーション(1)制度・事業に関する歴史的経過と現状の課題