川崎病 : 原因不明の小児特有の血管炎症候群,その過去,現在,未来
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概要
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川崎病は4歳以下の小児に好発する血管炎症候群であり,血管炎はそのほとんどが冠動脈に起こる。そのため,現在ではリウマチ熱に取って代わって,小児における後天性心疾患の第1位の座を占めている。しかし,最初の報告以来40年近くが経過しているが,その原因は未だ不明である。そこでこれまでに判っている疫学的特徴,臨床症状,検査所見,免疫学的変化,治療について言及し,今後の課題や筆者自身の原因究明のための研究とその展望について言及した。
- 金沢医科大学の論文
著者
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