F13-(4) 気球ロボット(飛行船と成層圏,先端技術フォーラム)
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概要
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LTA (Lighter-Than-Air)型成層圏情報プラットフォームとして「気球ロボット」アプローチが提案された。気球ロボットとは流線型のヘリウム気球に太陽光の光電変換で駆動する推進機を搭載して、地上約20km高度の成層圏に少なくとも1ヶ月以上、一定の空域内に留まり、地表や空中での事象や環境観測や通信中継などの情報プラットフォームとして利用する無人気球のことであり、搭載量は数十kg程度で最小規模のシステムにしコストを最小化する事を目指している。LTAビークル型の成層圏プラットフォームとしては、成層圏のみならず成層圏への往還飛行も自航能力を持つ飛行船として考える方式と、自由気球として成層圏への上昇・下降を無動力で行う気球方式がある。ここでは気球方式の持つ利点を飛行船方式との対比で紹介する。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 2005-09-18