Parent Trainingの維持効果について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究はparent trainingに参加した27〜103ヶ月の子どもをもつ母親を対象に、獲得した養育スキルの維持効果について検討することを目的とした。トレーニング中に測定した養育スキル尺度、心理的ストレス反応尺度、ソーシャルサポート尺度と子育てに対する感じ方尺度の4尺度をトレーニング10ヶ月後に測定し比較した結果、1)養育スキルについては、ポジティブスキルは維持され、使用が比較的難しいといわれる「制限」については維持が見られず、2)心理的ストレス反応については、認知・行動ストレス反応である「絶望」が減少し、3)ソーシャルサポートは、配偶者なし群、低サポート群、高サポート群の順でストレスが高かった。長期にわたる維持効果を持続させるために、使用困難度の高いスキルについては早期の定期的な確認を行うことの重要性が議論された。
- 福岡女学院大学の論文
- 2006-03-31
福岡女学院大学 | 論文
- 就学前教育と小学校教育における教育課程の連続性に関する一考察 : 生活ならびに経験カリキュラムを基盤とした教科カリキュラムとの連携について
- 幼児期の道徳的心性の形成と教師の役割に関する研究ノート : 『幼稚園教育要領解説』および倉橋惣三の保育論を手がかりにして
- 教育実習への不安に対する認知行動療法
- Parent Trainingの維持効果について
- Death Education Program の導入時期に関する検討