音楽聴取時の脳波α帯域パワの変化
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概要
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音楽聴取時の脳波の変化はさまざま実験で研究されている。今回は3部形式(A-B-A)の曲であるショパンのエチュードの"別れの曲"を刺激素材に使用し、曲を聴取しているときのαパワの変化を、前半のAの部分と後半のAの部分において比較した。左右耳朶結合を基準電極として、国際10-20法による12部位から導出した脳波をα1成分(8Hz〜10Hz)、α2成分(10Hz〜13Hz)にわけFFT分析した結果、前半のAの部分と後半のAの部分におけるパワ変化に有意差がみられた。特に音楽経験者の場合、側頭部のαの変化に特徴があるが、今回の実験ではT6に特徴的な結果がでた。
- 2000-03-05