クローン技術と憲法13条の射程
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概要
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1997年にクローン羊、ドリーが誕生して以来、クローン技術の発展には目覚しいものがある。これに対して、クローン技術のヒトへの応用については、各国ともに厳しく規制しており、我が国も「クローン規制法」が制定された。クローン人間に対する危惧から、治療用クローン技術までも否定してしまうことは科学の発展の阻害になる虞が懸念されている。それだけでなく、不妊治療の最終手段としてのクローン技術の利用は、憲法一三条の自己決定権によって保障されていると考えることも不可能ではないと考える。
- 大東文化大学の論文
- 2006-07-31