島嶼国の廃棄物・廃車問題に関する考察 : パラオの現地調査を踏まえて
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概要
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パラオの廃棄物問題は先進工業国と共通する側面と島嶼国に固有な側面との二重性を持つ。モータリゼーションの進展と共にパラオの廃車問題は次第に深刻化しているが、自動車輸出国としての日本は太平洋島嶼国の廃車処理について「拡大生産国責任」の立場から何らかの貢献をすることが期待されている。具体的な貢献としては、島嶼国自身による自立的な解決を最終目標としつつ、技術支援(教育支援)、設備支援、輸送支援、法制支援、IT支援(データベースの構築)の領域での、政府・NPOによるコミットメントが有効である。パラオはかつて日本の南洋庁が置かれた所であり、対日感情も良く、日本からの支援や提案が受容される条件に恵まれている。
- 2006-07-31
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