教職課程における学生相互の討論を用いた授業形態に関する一考察 : 「教育原理」,「教育行政学」,「道徳教育の研究」,「倫理学」の場合
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概要
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本稿は,教職課程の科目である「教育原理」,「教育行政学」,「道徳教育の研究」,「倫理学」の授業に関して,受講生へのアンケートや感想を交えながら,討論形式を取り入れた授業実践の有効性について検討し,他者との討論を通じて自分の考えや価値観を客観化,相対化することがどのような意味において必要なのか,という問題について考察する。その結果,討論形式を取り入れた授業実践は,意味のある自己理解を促し,人間関係のスキルの向上や学習への動機付けなどの点で有効であることを検証する。さらに加えて,とりわけ論理的思考力と普遍化能力の獲得が重視されるべき点であることを指摘したい。
- 大阪教育大学の論文
- 2006-09-29
著者
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