國學院高等学校 藤田・小林文庫本『麦舂歌』翻刻と解題(第I部門)
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概要
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江戸時代の巷間には多くの流行歌謡が行われたが、その中に教訓的な内容を歌った教化(きようけ)歌謡と呼ばれる一群が存在する。主として禅僧や心学者たちによって創作され、庶民に歌い広めさせた歌謡で、単独の書き留めが残されていると同時に、著名な流行歌謡集の中にも散見し、その広範な流布の様相が見て取れる。本稿は東京都渋谷区に所在する國學院高等学校が擁する藤田・小林文庫蔵の教訓歌謡『麦舂歌』(むぎつきうた)を解題を付して翻刻紹介するものである。
- 大阪教育大学の論文