『一休和尚いろは歌』小考
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概要
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短歌形式の文学のひとつに道歌(どうか)と呼ばれるものがある。道歌は宗教的または道徳的な教訓を読み込んだ和歌であるが、むしろ狂歌に近い性格を持つ場合も多いと言える。筆者は道歌に関心を持ち、既に『道歌心(こころ)の策(むち)』や『道歌百人一首麓枝折(ふもとのしおり)』についての論考を発表したが、本稿では一休和尚に仮託された道歌集のひとつで従来顧みられることのなかった『一休和尚いろは歌』を紹介し、位置付けることを目的とする。
- 大阪教育大学の論文
- 2006-02-28