わが国慣用の各種PC定着装置の耐力試験 : B.B.R.V.および安倍式定着装置の場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
As mensioned in the previous report, the series of direct tension test is being carried out on various anchorage systems for the purpose of obtaining the basic data for standardizing the testing method and for specifying the bearing capacity requirement on post-tensioned anchorage systems for practical use. In this report, the direct tensioned and sustained loading test, results on B.B.R.V. anchorage for 13-φ 5mm cables and Abe anchorage for φ24mm strands were discussed and also summarizing the results of this test series, some suggestion on the testing method for bearing capacity on post-tensioned anchorage systems were proposed. The B.B.R.V. anchorage, here tested, is one of those anchorages using cold-formed rivet head at the ends of the wires of cable and being anchored by nut and stressing washer. In Abe anchorage, a strand is anchored in the same way as B.B.R.V. system using threaded cast-steal pipe which is called socket. However, the ends of the wires are buried with zinc. On the both anchorage, the direct tensile failing and sustained loading tests were carried out bearing the nut of the anchorage against the bearing plate of the Amsler type testing machine. The test results showed both of them have sufficient anchorage capacity until some wires of the cable or the strand failed in tension. The apparant average failure load was over 95% of the specified tensile strength of the cable or the strand. In the tests, the sinking of the head of the wires into the washer on B.B.R.V. anchorage and the sinking of the buried zinc into the socket on Abe anchorage was recognized. But these sinking did not affect the failure of the anchorage. From the test results, here mensioned, following remarks must be made. In B.B.R.V. anchorage, the length of the each wire of the cable differ with each other and so is the stress of it. For this reason, it is desirable that the quantity of washer bearing the head of the wires is not so hard that the head can not sink into it to average the stress of them. In Abe anchorage, much attension must be paid for controling the temperature of the buried zinc not to injury the wires.
- 社団法人日本建築学会の論文
著者
-
坂 静雄
京都大学
-
森田 司郎
京都大学環境地球工学専攻
-
岡本 伸
建設省建築研究所
-
六車 熙
京都大学防災研究所
-
岡本 伸
京都大学大学院(修士課程)
-
六車 熙
京都大学
-
森田 司郎
京都大学 工学研究科環境地球工学専攻
-
森田 司郎
京都大学
関連論文
- 23272 二方向変形を受ける鉄筋コンクリート造耐震壁の曲げ破壊性状 : その2. 解析的検討
- 23271 二方向変形を受ける鉄筋コンクリート造耐震壁の曲げ破壊性状 : その1. 実験概要および破壊性状
- プレストレストコンクリート用材料と定着装置の試験方法に関する研究
- 21030 割裂を伴なう付着特性の寸法効果に関する研究
- 2024 鉄筋コンクリート外部柱・梁接合部の設計法について(構造)
- 7.φ24mm丸棒ポストテンション型PC梁の実験的研究
- 19 プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する理論的研究 : 近似解法の提案-その2
- 18 プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する理論的研究 : 近似解法の提案-その1
- 221 プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する理論的研究 : Unbonded Wire使用の場合
- 12.プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する理論的研究
- 254 緊張力減退に関する理論的研究
- 234 鉄筋コンクリートプラスチツクヒンヂの回転限界
- 39. 緊張力減退に関する理論的研究
- 2985 90゜折曲げ定着部の耐力に関する研究 : その2. 側面かぶり厚さと鉄筋間隔の影響
- 2984 90゜折曲げ定着部の耐力に関する研究 : その1 : 定着長さ、折り曲げ位置の影響に関する実験
- 21035 高強度材料を用いたRC外柱・梁接合部の梁主筋折り曲げ定着の基本特性
- 新耐震設計法は有効か(座談会)(価値ある耐震性能設計に向けて : 兵庫県南部地震を経験して)
- 剛柔構造部分間の振動干渉力
- 2079 RCはり断面の曲げ破壊耐力理論計算に関する一考察(構造,昭和38年度(仙台)大会学術講演要旨集)
- わが国慣用の各種PC定着装置の耐力試験 : B.B.R.V.および安倍式定着装置の場合
- わが国慣用の各種PC定着装置の耐力試験 : フレシネ式定着装置の場合
- 7. 鉄筋コンクリート・プラスチックヒンジの回転限界
- 正三角形グリッド状RC架構の柱・梁接合部配筋法についての実験 : その2 復元力特性 : 構造
- 正三角形グリッド状RC架構の柱-梁接合部配筋法についての実験 : その1 実験概要 : 構造
- 異形鉄筋の割裂応力と鉄筋間距離・かぶり厚さとの関係について : 有限要素法による弾性解析
- 鉄筋コンクリート柱・はり接合部域におけるはり主筋の付着性状 : 構造系
- 2415 太径異形鉄筋D51の付着試験 : その2 : 付着強度
- 2414 太径異形鉄筋D51の付着試験 : その1 : 試験方法と破壊モード
- 繰返し荷重下における付着応力-滑り履歴特性について
- 繰り返し荷重下における鉄筋とコンクリート間の付着特性-(その2)(材料・施工,構造)
- 繰り返し荷重を受ける鋼とコンクリート間の付着特性について(その2・解析的研究)
- 繰り返し荷重を受ける鋼とコンクリート間の付着特性について(その1・実験的研究)
- 1-20 繰返し荷重下における鉄筋とコンクリート間の付着特性(構造(第I室))
- 鉄筋コンクリート柱・はり接合部におけるはり軸筋の接合部からの抜け出しについて : 構造
- 22)鉄筋コンクリート柱・はり接合部におけるはり軸筋の接合部からの抜け出しに関する研究(構造I(第1室))
- 2276 鉄筋コンクリート柱・はり接合部における変形性状に関する実験的研究
- 20)鉄筋コンクリートはりの柱・はり接合部近傍における塑性変形性状に関する研究(構造〔第2室〕)
- 柱型付きはりの塑性変形に関する実験的研究
- 恩師内田祥三先生を偲ぶ (本会名誉会員・元会長内田祥三先生の御逝去を悼む)
- 2102 PC梁の曲げ剛性と撓みに関する研究(構造,第1回 日本建築祭 研究発表会 学術講演要旨集)
- 11. ポストテンション用ストランド束の定着装置に関する研究 : (その4. 6-φ10.8 ^ストランド束使用のポストテンションPC梁による実験)
- 10. ポストテンション用ストランド束の定着装置に関する研究 : その3. 6-φ9.3 ^ストランド束使用のポストテンションPC梁による実験
- 9. ポストテンション用ストランド束の定着装置に関する研究 : その2. フィッチング定着について
- 8. ポストテンション用ストランド束の定着装置に関する研究 : その1. くさび定着について
- 18. デイビダーク(Dywidag)工法の定着板効果に関する実験 : その1、2次元の場合
- 初期の鉄筋コンクリート構造
- 鉄筋コンクリートの断面決定式とプレストレストコンクリートの耐震設計
- 2221 PC合成はりの実験的研究(構造)
- 2087 組立PC不静定ラーメンにおけるクリープ不静定力(構造)
- 6 コンクリートの2次元クリープに関する理論的研究
- 2070 プレストレストコンクリート材の緊張力減退に関する一近似解(構造)
- 5 プレストレストコンクリート材の緊張力減退に関する研究(2)
- 13. プレキャスト・プレストレスト・コンクリート部材の接合部の力学的性質に関する基礎的研究(II)
- 12. プレキャスト・プレストレスト・コンクリート部材の接合部の力学的性質に関する基礎的研究(I)
- かた練りコンクリートに関する研究 : ウォーカービリチーの測定について
- 7. プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する一近似解法(III)
- 6. プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する一近似解法(II)
- 5. プレストレストコンクリートの緊張力減退に関する一近似解法(I)
- 3. かた練りコンクリートの硬化収縮歪
- 2104 載荷PC梁の緊張力減退に関する実験的研究(構造)
- 3 プレストレストコンクリート材の緊張力減退に関する研究(I)
- 17. 載荷PC梁の緊張力減退に関する研究(2)
- 16. 載荷PC梁の緊張力減退に関する研究(1)
- 15. アンカードプレテンション工法によるP・C梁の実験的研究(2)
- 14. アンカードプレテンション工法によるP・C梁の実験的研究(1)
- 13. プレテンション型PC材における付着効果について : 3/8"7-Wire Strand使用の場合 その2
- 12. プレテンション型PC材における付着効果について : 3/8"7-Wire Strand使用の場合 その1
- 5. 急速加力下のコンクリートの応力歪関係の1測定法と2・3の実験結果について(II)
- 4. 急速加力下のコンクリートの応力歪関係の1測定法と2・3の実験結果について(I)
- コンクリートの2次元クリープ理論に関する理論的研究(III)
- コンクリートの2次元クリープ理論に関する理論的研究(IIの2)
- コンクリートの2次元クリープ理論に関する理論的研究(IIの1)
- コンクリートの2次元クリープ理論に関する理論的研究(I)
- 京都市におけるアパートの現場打コンクリートの強度
- PC梁の剪断破壊強さ等 : FIP第3回大会から
- 2104 付着のないPC梁の龜裂および曲げ破壊耐力 : 付着のないPC梁の力学的性質に関する研究 II(構造)
- 2103 付着のないPC梁の曲げ破壊耐力 : 付着のないPC梁の力学的性質に関する研究 I(構造)
- 2102 ラーメン構造に於けるプレストレスの導入とその減退(構造)
- 6. 鋼棒使用ポストテンション型PCの定着部応力に関する研究 : 第3報・3次元応力の場合
- アメリカの釣屋根構造
- 米国におけるPC用Wire Strand
- 286 鋼棒使用ポストテンション型PCの定着部応力に関する研究 : 第2報・定着部コンクリートの亀裂および破壊耐力(構造)
- 鋼棒使用ポストテンション型PCの定着部応力に関する研究 : 第1報・2次元応力の場合
- 弟子の気持
- プレストレストコンクリート架構材の耐火力
- 太径丸棒を用いるプレストレストコンクリート
- 232. P.S.コンクリート梁の設計式に就いて : その2・断面の設計
- 236 P.S.コンクリート梁の設計式について : 其の2・緊張力減退について
- 216 リミツトデザインから見た梁持送りの長さ
- 4.鉄筋コンクリート梁の曲げ剛性、亀裂巾及び亀裂間隔
- 学会要項案のPSコンクリート設計式について (建築物の軽量化特集)
- 14. 正負両方向の曲げモーメントを受けるP.S.コンクリート梁の設計式について (其の2)
- 13. 正負両方向の曲げモーメントを受けるP.S.コンクリート梁の設計式について (其の1)
- コンクリートのクリープ (建築用コンクリート特集)
- 3 S.P. コンクリート変断面梁の設計式について : 其の1・単純曲げを受ける単純曲げを受ける単純梁について
- 第4回国際橋梁建築会議の結論
- 49 曲面正三角薄肉曲版の応力略解
- 7) パラボリックハイパボロイト曲版屋根の変形
- 規定に現はれた鉄筋コンクリート構造の制限数値
- 34. 塑性強度耐震設計法