被害者支援における住民参加の現状と課題(I 課題研究 地域社会を基盤とする犯罪統制の新動向)
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概要
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被害者支援に対する住民の意識や関与の程度などを調査結果から明らかにした上で,地域において被害者支援を行っていく際の課題や,今後の参加や協力を促すための方策について検討を行った.被害者支援に対する一般住民の関心は高いものの,実際に参加する人数は少ない.その理由として,参加する場所や機会の少なさ,そうした情報に接する機会の不足,専門的知識の不足に対する不安などがある.住民の参加を促すためには,その果たす役割を限定的なものにしたり,受講しやすいトレーニングの機会を増やしたり,小範囲の支援組織を作ったりすることなどが必要である.また,住民の関心を高めたり理解を深めたりするために効果的な広報活動を続けていく必要もある.
- 日本犯罪社会学会の論文
- 2003-10-18
著者
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