言語聴覚障害領域の現状と展望
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概要
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言語聴覚士はリハビリテーション領域のみならず、耳鼻咽喉科、小児科、歯科など幅広い領域において評価・訓練・指導のほか、研究など積極的な活動を行っている。しかし、臨床・研究などにおいて歴史的にも長い実績を持ちながらも理学療法士、作業療法士に比べて社会的認知度が低く、欧米における専門職としての地位や認知度の高さに比べて格段の差がある。現在、わが国の言語聴覚士数は9909人で、20〜30歳代が全体の約70%、女性が80%を占める。勤務先としては医療が70%を占める。対象領域は成人系障害へのかかわりが多く、小児・聴覚領域は少ない。言語聴覚士の国家資格化と診療・介護報酬における評価がなされた結果、言語聴覚療法を行っている施設は、増加傾向にあるものの未だ十分とはいえない状況にある。わが国における言語聴覚療法の動向について述べるとともに、今後の展望について考察を行った。
- 2006-03-31
著者
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