総務省の電波政策と最近の動向(パネル討論:コグニティブ無線,コグニティブ無線,パネル討論,一般)
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概要
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我が国における電波利用は、携帯電話、無線LAN、電子タグ等の無線システム等、電気通信事業分野、特に移動通信分野を中心に民間利用が急速に増大している。ユビキタスネット社会に向けて、この傾向は今後さらに加速化され、電波利用の高度化が期待されることから、総務省においては、世界最先端のワイヤレスブロードバンド環境の構築を実現するため、「電波開放戦略」に基づき、電波の再配分の実施及び自由な電波利用環境整備に向けた諸政策を推進している。この「電波開放戦略」をより一層推進し、将来を見据えた周波数再編を行うため、総務省において、「ワイヤレスブロードバンド推進研究会」を2004年11月から2005年12月まで開催し、将来のワイヤレスブロードバンドサービスについて検討を行ったところであるが、現在は、さらに、2011年の地上テレビジョン放送のデジタル化に向け、2006年3月より、その空き周波数の電波の有効利用方策について検討を開始しているところである。従って、本講演においては、「電波開放戦略」を中心とする現在の電波改策の概要及び再編予定の周波数の利用方策に関する最近の検討状況について、政策的観点から説明する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-11-22