電波開放戦略とワイヤレスブロードバンド推進に向けた総務省の取組(招待,一般,パネル討論)
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概要
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携帯電話、無線LAN、電子タグ等の無線システムの発展によるユーザの利便性向上、無線利用者の急激な増加等、我が国における電波の利用は、従来の公共利用から、電気通信事業分野、特に移動通信分野を中心に民間利用が急速に増大している。ユビキタスネット社会に向けて、この傾向は今後さらに加速化され、電波利用の高度化が期待されることから、総務省においては、世界最先端のワイヤレスブロードバンド環境の構築を実現するため、「電波開放戦略」に基づき、電波の再配分の実施及び自由な電波利用環境整備に向けた諸政策を推進している。この電波開放戦略をより一層推進するため、次世代移動通信システム、安全・安心のための高度道路交通システム(ITS; Intelligent Transport System)、次世代情報家電等、将来の新たなワイヤレスブロードバンドサービスの動向を把握し、将来を見据えた周波数再編を行うため、総務省において、「ワイヤレスブロードバンド推進研究会」を2004年11月から2005年12月まで開催し、検討を行ってきた。本講演においては、電波開放戦略の取組、ワイヤレスブロードバンド推進研究会における検討結果及び検討結果を踏まえたその後の取組について、政策的観点から説明する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-04-18