由良川・大堰川連結通船路計画について
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概要
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東北日本と大阪・京都を結ぶ巨大な物資流通、その中心をなす西廻り海運の効率化と危険回避を目的として、内陸水運を利用して日本海と瀬戸内海を短距離で結ぶ水運路を開発しようという計画が現れてくる。その一つとして、日本海に河口を持ち丹波山地に源流を発する由良川と、同じ丹波山地より流出して、末は京都・大阪へ流れる大堰川を上流部で接続して、京都・大阪への捷路としての内陸水運路を創出しようという計画が、江戸・大坂の商人によって考えられ、幕府への出願が繰り返された。この頻繁に浮上する計画を、年代的かつ系統的に検討して、水運路開発の持つ問題点と、その意義を明らかにしようとしたものである。
- 千葉経済大学の論文
- 2006-12-20
著者
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