5015 古代における門の一性格(意匠・歴史)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
飛鳥・奈良時代を中心とする古代の門に関する記載をみると、それらがしばしば、単なる通路空間として以外の用途に供せられていることを知る。たとえば宮殿の門が行事の際の天皇の座所となり、寺院・神社の門が礼拝の場所として用いられる等である。このような特殊性は、垣や廻廊で囲まれた内部の空間と、外部の空間とが質的に相異することからくるのであつて、これが両者の接触点をなす門に、特殊な機能を要求すると同時に、造形的にも後世の門とやや違つた特色を賦与したことを論ずる。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1958-10-05
著者
関連論文
- 建築における形態の相互模倣について(1)
- 5012 鳳凰堂式寺院に関する一考察 : 仁和寺・醍醐寺を中心として(歴史・意匠)
- 日本の伝統的製塩業建築について
- 2. 空間の流動性と無常観(その2)
- 1. 空間の流動性と無常観(その1)
- 肘木曲線の勾配分布と曲率分布 : 舟肘木・大斗肘木の場合 : 建築史・建築意匠
- 8023 多項式による肘木曲線の表示について : 舟肘木・大斗肘木の場合(建築史・建築意匠)
- The Plastic and the Picturesque in Ancient Japanese Architecture
- 建築における形態の相互模倣について(2)
- アントニアデスの「叙事詩的空間」
- 私の感銘をうけた図書 (私の感銘を受けた図書)
- 建築の力学的・視覚的表現について : タイ・ビルマの屋根の造形 (視覚と視環境)
- 神宮御塩焼所建築考
- 透視式建築史年表の試作 : 建築経済・住宅問題
- 貫前神社の本殿と仮殿 (後篇)
- 貫前神社の本殿と仮殿 (前篇)
- 建築史研究の科学的態度について
- 建築学科における建築史学習の目的 : 他学科との比較による説明 : 建築史・建築意匠
- 建築芸術学の目的 : 建築史・建築意匠
- 8009 建築芸術学の方法(建築史・建築意匠)
- 8024 形心に関する実験的研究 : 等脚台形の場合(建築史・建築意匠)
- 8028 下端の突出した肘木
- 意匠(展望(昭和39年度研究概況))
- 8025 上拡がりの斗について
- 解析幾何学的空間と位相幾何学的空間 : 比較建築学への試み (日本建築の空間論的展望)
- 5010 舌(ゼツ)について(歴史・意匠・建築論,第1回 日本建築祭 研究発表会 学術講演要旨集)
- 14. 建築に於ける基本的造形の嗜好に関する統計的調査(その3)
- 13. 建築に於ける基本的造形の嗜好に関する統計的調査(その2)
- 5003 法隆寺様式のバロック的性格(歴史・意匠)
- 5019 瑞巌寺の絵様に関する一考察(歴史・意匠,昭和38年度(仙台)大会学術講演要旨集)
- 日本上代建築における空間の研究 (日本建築学会賞特集)
- 建築史・意匠・建築論 (昭和35年度大会特集)
- 18. 廻廊の建築的意義とその変遷(その2)
- 17. 廻廊の建築的意義とその変遷(その1)
- 19 墓廟と宝形造り
- 5. 中古における建築と二元的世界観(その2)
- 4. 中古における建築と二元論的世界観(その1)
- 13. 日本におけるZentralbau(その2)
- 12. 日本におけるZentralbau(その1)
- 5015 古代における門の一性格(意匠・歴史)
- 2. 日本古代における汎神論的世界観と建築の彫塑性(その2)
- 1. 日本古代における汎神論的世界観と建築の彫塑性(その1)
- (建築教育に対する70氏の意見)