クラス集団内の子どもの類似度 : 「似ている」子どもはずっと「似ている」のか?
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概要
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本研究は,クラス集団内の子どもの類似度から,クラス全体の評定の変化,クラス内のグループ化,そして年間を通じての一貫性があるのかどうかについて検討した。対象は年少から年長の各2クラスである。各クラスの担任に面接を行い,クラスの子どもについて一対比較を依頼し,評定の理由について語ってもらった。面接は各学期末に行った。結果として,以下の3点が見出された。(1)一対比較による評定をクラスごとに見ると,ほとんどのクラスで学期によって変化する傾向があった。「似ている」「違う」のどちらの方向に変化していくのかはクラスによって様々であった。(2)各クラスの子どもをクラスター分析によりグループ化を試みると,どのクラスにおいてもほぼ3グループぐらいに分けることができる。(3)子どものペア間の評定は,年間を通じて比較的安定している。
- 松本短期大学の論文
- 2006-03-31
松本短期大学 | 論文
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