桑樹内生ジベレリン様物質の存在に関する研究
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概要
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桑樹内生のジベレリン様物質の存在を確認するために, 生長中の桑樹の3つの異なった時期に, 幾らか異なった方法で, 3つの実験が行なわれた.各時期に, 材料は生量1kgが採取され, アセトン抽出, 精製, 活性炭吸着クロマトグラフィ, ペーパークロマトグラフィあるいは薄層クロマトグラフィを行ない, 最後に矮性水稲の短銀坊主種子を用いて生物検定を行ない, ジベレリン様物質の活性が対照と比較されて決定された.3つの実験いずれも, ジベレリン様物質の活性が認められ, Rf値の異なった2つ以上のジベレリン様物質が桑樹の地上部の主として生長点部分には存在することが確認された.
- 鹿児島大学の論文
- 1979-03-19