南九州産木材の機械的性質に関する研究 : キリシマアカマツの強度について
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概要
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以上実験結果を要約すれば次の通りである.1.[table]2.容積重と強度との関係は圧縮強度, 引張り強度, 剪断強度及び硬度は大体正比例即ち直線式の関係であるが, 部分圧縮, 曲げの各強度及び衝撃曲げ試験に於ける吸収エネルギーは二次曲線式の関係が得られた.秋材率と強度との間は正比例的関係が得られた.平均年輪幅との関係は圧縮, 曲げの各強度, 吸収エネルギー及び硬度との間に抛物線的関係が得られた.引張り, 部分圧縮, 剪断の各強度との間には数的関係は得られなかつた.3.供試木の採取位置に就ては下部が上部より稍強大である.4.破壊型の正確な分類は困難であるので, 充分な結論は得られなかつた.
- 鹿児島大学の論文
- 1954-11-30
著者
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