甘藷の生理学的研究(I) : 既存の根が新生する根に及ぼす肥大抑制作用について
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概要
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1)基部を埋めて発根せしめた後, 先端部を埋めると後者の根は肥大しない.即ち基部の既存根によつて先端の根は肥大抑制を受ける.2)基部を埋めて発根せしめた後これを掘上げて再び先端部と共に埋めると基部による肥大抑制作用は著しく弱まる.よつて正常な機能を営んでいる既存の根が抑制作用を及ぼす事が判る.3)地上部の刈込みによつては基部の抑制作用は影響を受けないが, 藷数及び藷重は対照区に比して著しく減少する.
- 鹿児島大学の論文
- 1954-11-30
著者
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