日本刺繍その表現技法 : 匂いについて
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概要
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仏教の伝来とともに中国から伝わったとされる日本刺繍の歴史をたどり、各時代に残された繍の作品の中に見られる花の表現を求め-匂い-について考察する。花の匂いとは、蕊を入れることであり、花の表現には欠くこと事のできないものである。糸の浮きを押えるために考案されたと思われる匂い。花の中心を強調するための匂い。花の特徴を示すための匂い。普遍的とも言える匂いの入れ方は、中世から現代まで脈々と繍い継がれてきた。花に命を吹き込む匂いの表現は、作者により無限に広がる。先人から学びえたことを、今後の作品制作に生かし、発展させて行きたい。
- 和洋女子大学の論文
- 2006-03-31
著者
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