看護学生の介護保険への関心と看護教育
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概要
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高齢化社会に対応するために,「介護の社会化」を目指して介護保険が開始された。介護保険では,看護職者の役割が大きいが,看護教育の役割を検討したものはない。保健医療制度,在宅看護学,老年看護学の講義の柱から介護保険の内容を理念7項目,重要な柱6項目,基盤6項目,周辺3項目の22項目に分けた。島根県立看護短期大学看護学生246人を対象に,介護保険の22項目について5段階の関心度を2000年11月,2001年1月に調査した。学年があがるにつれ,介護サービスの総合化,コ・メディカル,諸外国の介護保険制度の3項目を除き19項目で関心が高まった。半数以上の学生が関心を示す項目が,1年生ではゼロ,2年生では3項目であるが,3年生では介護保険の理念や基盤を中心に,22項目のうち11項目と増加していた。
- 島根県立看護短期大学の論文
- 2002-03-31
著者
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